eワライトの銘柄選択ポイント

資産運用初心者がeワラントの銘柄選択を攻略する鍵となるポイントについてお話します。前にもお話しましたが短期間、特に1日とかで勝負をする場合にはやはり実効ギアリングの大きさが重要となります。でも、実効ギアリングが大きいとその分損をする可能性も高くなるんじゃないの?そうです。対象原資産が逆の方向へ動けば、実効ギアリングが高いほど損も大きくなります。じゃあ、対象原資産価格の変動があまり大きくないのを選べば、実効ギアリングが大きくても安全なのかな。そう思われた方もおられるかもしれませんが、実はそうではありません。実際に対象原資産価格がほとんど動いていないeワラントの騰落率をみてください。ほとんどがマイナスに動いているはずです。なぜなら、eワラントには残存期間という時間的価値があるからですね。対象原資産価格が動かないとこの残存期間の減少によりeワラントの価格がマイナスに動きがちです。なので、やはり対象原資産価格がよく動く銘柄を選ぶようにしたいですね。eワラントの銘柄選択のポイントとしては対象原資産価格がよく動くもので、実効ギアリングが大きい銘柄を選ぶようにしましょう。eワラントの銘柄選びでまず避けなければならないのは、満期日に対象原資産の価格が権利行使価格に届きそうもないものです。満期日が近づいており、対象原資産価格が権利行使価格まで遠いeワラントは、価格がほぼ0に近くなります。このようなものはたとえ実効ギアリングが高くても、リスクがあるので避けた方がいいです。対象原資産価格に値動きがあっても、このようなeワラントの場合は無反応であることが多いです。となると、eワラントの銘柄選びとして理想的なのは、対象原資産の価格がすでに権利行使価格に届いているインザマネーか権利行使価格とほぼ同じのeワラントで、実効ギアリングが高いものですよね。そういうeワラントだと、対象原資産価格の値動きにeワラントの価格も素直に反応してくれるので、利益を上げやすいです。ですが、自分の買おうとしているeワラントの銘柄にはインザマネーのものがなかったり、あっても実効ギアリングが低く、eワラントの魅力に欠けるということがあります。そのような場合は、なるべく満期日まで時間があって、権利行使価格に近いもの(デルタが大きい)eワラントを選ぶようにすべきですね。間違っても実効ギアリングの大きさだけ見てしまい、満期日が近く権利行使価格までに届きそうもないeワラントを選ばないようにしてください。eワラントの攻略の鍵となるのは、やはり短期売買ですね。それもデイトレードやスイングトレードといった1日から数日の短期間で注文と利食いをするのがeワラントで儲かるコツとなります。これはeワラントには株式投資やFX投資信託と違い残存期間という時間的価値が存在するからなんですね。なので、eワラントで投資をする場合は初心者関係なく出来る限り短期間で勝負をつけるのがオススメなんですが、いろいろ事情があって外国為替証拠金取引デイトレードが出来ない、あるいはデイトレードは自分に向いていないので1ヶ月とかちょっと長めの期間で投資をしたいという方もいらっしゃると思います。では、そういう場合、eワラントの銘柄選択で注意すべきことはなんでしょうか。1ヶ月となると時間的価値の現象によるeワラント価格への影響はかなり大きなものになります。となると極力、すでに権利行使価格をコール型なら対象原資産価格が上回ってるeワラント、プット型なら対象原資産価格が下回ってるeワラントを選ぶようにするべきですね。このようなeワラントの場合は時間的価値の現象による影響はそれほど大きくないです。なぜなら、このようなeワラントは満期日に償還金を受け取るための条件をクリアーしているため、満期日にeワラント価格が0円になるというリスクが少ないんですよね。このように1ヶ月といったやや長めの期間でeワラントを保有する場合は、時間的価値減少による影響を受けにくい銘柄を選ぶようにするべきです。eワラントには満期日というものがあります。そのため、この満期日に近いeワラントは、対象原資産の価格がインザマネーでない限り基本的には投資対象からはずすのがポイントです。ですが、例外としてこの満期日に近いにもかかわらず投資対象としておいしいeワラントがあるのです。それはプレミアムの値がマイナスのeワラントです。プレミアムとは対象原資産の価格がどれだけ上昇あるいは下降する必要があるかを示しています。あるコール型eワラントのプレミアムが+10%とすると、満期日までに現在の対象原資産の価格が後10%値上がりしないと、そのeワラントは無価値になるということです。じゃあ、マイナスというのはどういうことかというと、簡単に言えば対象原資産価格の値動きがなくとも、満期日になれば償還金を受け取れるという状態です。そのため、このようなeワラントは満期日が近くなればなるほど値上がりする傾向にあります。また、このようなプレミアムがマイナスのeワラントは為替eワラントに多いですね。中にはすでに権利行使価格から離れており、ディープインザマネーとなっているものもあります。例えばニュージーランドドルコール型eワラント45回は4月14日現在で、プレミアムがー4%もあります。仮に値動きがほとんどなかったとすると、満期日には19520円の受取金が発生します。現在16380円くらいで1000ワラント購入できるので、手数料が安いところなら3000円近くの儲けが発生します。もちろん、値動きがまったくないということはありませんが、これだけ権利行使価格から離れていると、満期日までにアウトオブザマネーに変わることはかなり少ないので、満期日まで保有してもリスクが少ないeワラントといえるでしょう。最近、eワラントへの投資が、少しずつ注目されています。具体的にどのようなものかというと、株価や株価指数、為替相場など、あるいはこういったものに連動しながら値動きするように設計されている債券にたいするオプションについて証券化をした債券(カバードワラント)です。もう少しかみ砕いた表現をすると、「既製品のオプション」ということになります。ゴールドマン・サックスという会社がリアルタイムで価格を決定して売買の相手方になり、満期日の前日まで、各取扱証券会社を通じて自由な売買を行うことができます。その際、顧客は買いから取引をスタートします。売買の際にはそれぞれの証券会社所定の手数料が発生します。権利行使については、利益が出る場合に限って自動的に無料で行うことが可能です。タイプには2種類あり、対象が高くなると値上がりする「コール」と、対象が安くなると値上がりする「プット」に分けられます。コール型は、満期日において決められた金額で対象である原資産を買うことが出来、プット型はそれとは逆に売ることが出来ます。実際は、満期日の価値にて清算します。メリットとしては、少額の資金・コストでより多くの利益を得ることが出来る可能性があるということ、値上がりと値下がりのどちらの局面においても利益を得られる機会があるという点が挙げられます。一方、購入したeワラントの価値がゼロになってしまうこともあり得ます。しかし、その場合の損失はあくまでも購入価格に限定されます。また、「ニアピンeワラント」といって、あらかじめ決められた価格に近くなった時に価値が生まれるという性質のeワラントが、日経225平均株価と米ドルを対象として発行されています。税制についてですが、eワラントは「債券」になりますので、満期前に売買した際の差益は「譲渡所得」に、満期時に権利行使した際の差益は「雑所得」になります。譲渡所得の場合は、他の譲渡所得とあわせて計算し、もし利益があれば、最大で50万円の特別控除を差し引けます。逆に損失があれば、他の所得から差し引けます。対象が高くなると値上がりするeワラントの「コール型」においては対象になる原資産(株式や平均株価指数、通貨のこと)の価格が権利行使価格を上まわっている状態を、対象が安くなると値上がりする「プット型」においては原資産価格が権利行使価格を下まわっている状態を「イン・ザ・マネー(In the Money)」と呼びます。「イン・ザ・マネー」は、一般的に、オプションの本源的価値、すなわち原資産価格と権利行使価格の関係の状態を指す用語です。つまり、オプションの買い方が、オプションの行使時に利益が出る状態であることを指します。「イン・ザ・マネー」は、ITMと略され、この程度が特に深い場合には、「ディープ・イン・ザ・マネー」とも呼びます。eワラントを購入する際には、「イン・ザ・マネー」の可能性がある銘柄を選択するということが重要になります。それとは逆に、eワラントの「コール型」においては原資産価格が権利行使価格を下まわっている状態、「プット型」においては原資産価格が権利行使価格を上まわっている状態を「アウト・オブ・ザ・マネー(Out of the Money)」と呼んでいます。この、「アウト・オブ・ザ・マネー」とは、一般的に、オプションの本源的価値、つまり原資産価格と権利行使価格との関係についての状態を指す用語です。オプションの買いを入れた場合、オプション行使時に損失が発生する状態のことを指します。「アウト・オブ・ザ・マネー」は、OTMと略され、この程度が特に深い場合には、「ディープ・アウト・オブ・ザ・マネー」とも呼ばれています。